噛まれない散歩のしかた

噛まれない散歩のしかた

家ではとにかく噛まれない対策をしますが、ワンちゃんとの関係を向上させるのにもっとも有効なのは、やはり散歩です。

散歩はふれあう量をコントロールできるので、ワンちゃんとの関係性を見ながら少しずつ歩み寄ることができます。

また、万が一危険な出来事が起きても、リードでコントロールしやすいので、比較的安心感を持って接することができます。

うちのRUNはボーダーコリーです。

ボーダーコリーはとにかく運動が必要で、散歩で発散させてあげないとストレスが溜まってしまい、そのストレスがまた問題行動に繋がるので最低でも1時間は散歩するようにしています。

検索して調べると本当はそれでも少ないみたいなのですが、時間よりもしっかりと楽しく遊ぶことの方が大事だとわかってきました。

遊ばないで長く歩くよりも、短時間でもしっかり遊べた時の方が満足するみたいです。

それでは我が家の散歩をご紹介します。

リードはサッと

現在はリードをつけやすくする対策として、首輪に短いチェーンをつけていますが(「首輪の対策」でご紹介しています。)、1回でうまくつけられず、モタモタしていたりすると、RUNも恐怖感を感じてスイッチが入ることがあります。とにかくスムーズにサッとです。

もしもうまくいかない瞬間があっても、常に当たり前顔で、できる限り落ち着いて動作します。

イメージトレーニングとまで言ったら大げさかもしれませんが、良いイメージを持ちながら動作する事はとても大切です。

RUNの首輪に今の短いチェーンをつける前、大きなサルカンをつけていた時代は、実際にイメージトレーニングをしていたくらい我が家では切実な状況でした。

この時の私と同じように、現時点でまだ緊張感を持ってリードをつけている場合は、リードをつける前と後に毎回オヤツをあげるようにすると、そのうちお利口さんにつけさせてくれるようになると思います。

また、いつも話しかけながらだったり、微笑みかけながら動作するようにすると、良い雰囲気を習慣化しやすいです。

ウンコもサッと

ウンコも犬の目線のものを取る動作なので、あまり目の前でやると緊張感が走りやすいです。

少し離れてもらいながら、当たり前顔でサッと取ります。

適度に体に触ることを繰り返す

RUNは、散歩中ニオイを嗅ぐのに夢中になっている時は、背中やオシリなどをポンポン触っても一切動じません。

少しでも触られるのに慣れてもらうために、できる時はなるべく触るようにしています。

アタマをなでさせてくれたらオヤツ

同じように、アタマをなでさせてくれたらオヤツをあげます。散歩中、遊んでいる時など、アタマをさわれそうなタイミングがあると思います。その時にアタマをちょっとでもさわれたらすぐにほめてオヤツをあげます。

これを繰り返していくと、抵抗なくアタマをさわらせてくれるようになります。

さらには、オヤツが欲しくて自分からさわってって来るようにもなりました。

大抵のワンちゃんは、アタマや首まわりをなでてもらうのがうれしい場合が多いようですので、気持ち良くふれあえるためのステップとしてやっています。

でもさすがに首まわりは怖いので、アタマだけにしています。

元気いっぱい遊ぶ

一緒に遊ぶことが最も関係性を深める良い機会になりやすいです。

ボール遊びは一緒に呼吸を合わせたり、お互いが相手に集中しますので、自分のことを好きになってもらうステップに持ってこいです。

私が1番メインで使っているのはこのボールです。蹴ることもできるし、アミアミになっているので、キャッチもしやすいですし、引っ張り合いもできます。

その他にはテニスボールや、100均のおもちゃも色々と使ったりもします。

だいたい疲れるまで遊ぶとだんだん飽きてきますが、飽きるちょっと手前くらいでやめておいた方が良いみたいです。

また、暑い日や、ゆっくり時間が取れる日には川で遊んだりもします。

RUNは水浴びや泳ぐことが好きなようで、散歩中にはよく川の方へ行こうと引っ張ったりもします。

川では、水に浮かぶおもちゃを投げて持ってこさせるなどの遊びをします。

水遊びをしてビチャビチャになっても、体を拭けないので、だいたい乾くまで散歩を続けます。

なので時間が多く取れる日じゃないとなかなか行けません。

遊んだ後には、クリッカートレーニングをやります。

これを毎回やることで、お互いの関係性や信頼を深め合うことができます。

帰宅時の対策

だいたい室内飼いの多くのワンちゃんは、散歩から帰ってきたら足を拭くか洗うと思います。

RUNもカミカミスイッチが入るようになるまでは、帰ってきたら濡れタオルで足を拭かせてくれてました。

カミカミスイッチが入るようになり、体にさわれなくなった時、帰宅時にどうしたのかというと、バスタオルを濡らして玄関に敷き、その上をクルクル歩かせて足の汚れをできるだけ取るようにしました。

直接拭くのに比べたら汚れも落ち切りませんが、もうそれしか方法はありませんでした。

でもRUNが歩いた後の濡れバスタオルには足跡がけっこうたくさんつくので、意外と汚れも落ちていると思います。(そう信じています。)

帰宅時

そして、リードをはずす時もマテをさせて、サッとリードをはずし、できたらほめてオヤツをあげます。

これを毎回やることで、少しリードをはずすのに手こずっても、お利口さんに待つようになります。

このやり方はその後アップグレードして、歩いたあとにその場でマテ→リードを取り、そこでオヤツ(ニボシ)をバラまくようになりました。

そうすると、散り散りになったニボシを拾いながら、またタオルの上をたくさん歩きます。

さらには、ニボシを必死に拾っている最中に背中や首もとの毛にニボシを差し込みます。

すると、一生懸命にそれを取ろうとしてもなかなか取れないので、タオルの上でゴロゴロ回転します。

これで体の汚れまで取れるかというと、そんなに期待はできませんが、ただその様子がかわいいのでついやってしまいます。

そして、持ち帰ったウンコをトイレに流します。

こうして散歩は終わります。

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