最強ハウスのご紹介につづいて、家の中の対策をご紹介します。(あくまでもうちの場合です。)
以下は今まで私たちが噛まれたシチュエーションです。
【こんな時噛まれました】
・爪切りをしようと玄関まで追い詰めて無理やり足をつかんだ時
・クレートの中に手を伸ばしてなでようとした時
・フローリングマットを敷く作業をしていた時
・玄関で、目の前で靴ひもを結んでいる時
・トイレをしている時に、おもちゃを持ってきたくせに、手で何かを払うような仕草をした時
・キッチンの柵の前で両手に物を持ちながら柵を開けようとしてもモタモタしてしまった時
・ソファで横になっていた時
・RUNが私たちのベッドの下で寝ていた時、妻が寝返りを打って手がベッドから垂れた時
このように、すべて家の中で噛まれています。
ですので、とにかく家で噛まれなかったら、まったく噛まれないのです。
RUNと暮らした10年間の中で一つずつ対策が増えていきました。
できればハウスはリビングと別部屋にする
マンション暮らしの時は、リビングにハウスを置いていましたが、常に人がワサワサしていると気になってしまい、落ち着いて休みたくても休めない時もあったようです。
また、出てきて欲しくないタイミングでは、ケージの扉を閉じておくのですが、目の前に飼い主がいるのに閉じ込められていると、ストレスがたまるようで、よく唸ったり、ケージ内でガチャガチャやっていました。
今はリビングとは別部屋にハウスを置いていて、普段はリビングにいますが、休みたくなったらハウスに戻って寝たりしています。
落ち着きたい時に落ち着けるのは、ストレスを抱えないようにする上でとても大事なことなのだと思います。
行動範囲を決める
リビングでは柵を設けて、私たちの安全地帯を作りました。
いつも横にいて油断した時に噛まれるので、油断してはいけないのですが、それではくつろげません。私たちも安心して生活できることも大切なことです。
これにより、RUNとくっついてテレビを見たり、一緒に横たわることはできなくなってしまいましたが、いつカミカミスイッチが入るかもわからないので仕方がありません。
RUNはよくこの柵の扉も鼻を差し込んで器用に開けてしまいます。この柵のロックの仕方もさまざまな攻防を経て、最後には自作しました。
また、両手に物を持っている時など、RUNの目の前で柵を開けるのにモタモタして何度もカチャカチャやっていると噛まれてしまいます。
その結果、扉を開けやすくするためにステッキを合体させました。
同じようにキッチンにも入れないように柵を設けました。食べ物やゴミをあさらないように。何か食べ物が落ちていることもあるかもしれませんし。
家中にオヤツポイント
一緒に暮らしている中で、「こんなシチュエーションの時に噛まれることがある」、「いつもこの時に緊張感が走る」、というような場面では、オヤツをあげるようにします。
我が家では1番緊張感が走りやすいのは、リードを外す時です。つける時は、もう散歩に行きたい方に気が向っているので、わりとサッとつけることができます。
外す時は、玄関の上がったところの空間で二人きりになるので、なんとなくお互い緊張感が走る時がありました。
そこで始めたのが、何事もなくリードを外せたら「ヨシヨシ、イーコだね!」と少し大げさにほめてオヤツをあげるということです。それを毎回やることで、玄関を上がったらもうオヤツの方に気が向いているので、簡単に外せます。
「マテだよ、マテ、」などと話しかけながらやるととても自然にできるようになりました。
RUNの大好物はニボシなので、小ビンにニボシをつめて玄関に置いておきます。
この小ビンはハウスの前にも置いてあります。ケージの扉を閉める時に、スイッチが入って扉越しに飛びついてきたことがありますので、ハウスに入れる時にはクレートの中にオヤツを投げてあげて、食べている時に扉を閉めます。
ウンコを取る時も、一度部屋の外まで出てもらうために、廊下にニボシを投げて、取りに行っている間に部屋の扉を閉めて、ゆっくりウンコを取ります。
また、小ビンはリビングのテーブルにも置いてあります。ドライヤーをかける時や、空いたペットボトルをつぶす時など、いつもRUNが吠える時に、ちょっとでも吠えなかったらたくさんほめてオヤツをあげるようにしたら、だんだんと吠えなくなりました。
このように、家中にニボシの小ビンが置いてあります。他にも思わぬ状況になった場合に、常に近くにオヤツがあるととても助かります。